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2011.12.15

眺望?景観?保全の利益は誰のものか?

Dsc_0827

東京都荒川区に今でも富士山を望むことのできる富士見坂があります。
富士山への軸線上にはすでに高層建築物が建ち、1/3.ほど隠れてしまっていますが、
11月と1月には夕陽が富士山へ沈むダイヤモンド富士を見るためにたくさんの見物人が訪れるスポットになっています。
ところが、富士山への軸線上に再開発計画が起こり、数年後にはこの富士見坂も富士山が見えない富士見坂になることがわかりました。詳しくはこちら
計画地は新大久保と高田馬場の間、山手線のすぐ脇です。

富士見坂からの眺望は守るべき権利なのか?眺望権は認められるのか?これは大変難しい問題です。
過去には眺望権を認める裁判例もありますが(真鶴町での裁判例など)、この判決は、町が眺望保全や景観の全に関して、かなり高度にかつ積極的に取り組んでいたことを評価した結果でした。(真鶴美の条例)
もちろん、裁判に頼らず、住民、事業者間で話がつけばこれに越したことはありませんが、現実はなかなか難しいようです。

全国で起こる、眺望や景観を廻る問題は、住民が行政と協働し、先行して保全を進めていなければコントロールができません。問題が起きてからでは手遅れなのです。権利の行使には積極的な関与が(義務といわないまでも)必要です。

守るべき地域の眺望、景観のあり方について、これからは積極的に住民と行政が協働して議論をしていく必要があると考えます。

荒川区の富士見坂の問題はこれからも注視したいと思います。
(富士見坂からの富士山がいつもまでも見られるといいな~)


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